オンラインスロットを遊ぶ様子を配信し、罰金50万円
2023年9月、千葉区検はオンラインカジノでの賭博を繰り返したとして
賭博罪で金沢市の動画配信業の男性を略式起訴しました。
略式起訴とは、検察官が裁判所に対し、正式な裁判手続によることなく、書面での審理のみで罰金もしくは科料の刑罰を言い渡す、特別な裁判手続を求めることです。
男性は昨年からオンラインカジノで遊ぶ様子を複数回に渡って動画配信したことで略式起訴され
その日のうちに罰金50万円を納付しました。
今回の一件から、オンラインカジノを遊ぶ様子を公にする危険性を解説します。
略式起訴の原因は日本在住のユーザーによる勧誘行為
原則的に、オンラインカジノは一人で楽しむものです。
オンラインカジノの利用は合法でも違法でもないグレーゾーンではあるものの
オンラインカジノユーザーの増加に伴い、取り締まりが年々強化されてきていることも事実です。
今回略式起訴された男性は、動画配信を通じて、視聴者にオンラインカジノの勧誘行為をしていました。
国内在住のユーザーが、国内の人間に対して勧誘を行い、無闇にオンラインカジノユーザーを増やそうとしていたことが、今回の略式起訴に繋がった最大の原因と見られています。
また、動画配信などでオンラインカジノユーザーであることを公にしていた場合
プレイヤーIDやプレイ内容から簡単に身元が特定され、起訴に踏み切られる可能性があります。
起訴や勧誘行為を未然に防ぐためにも、プレイ画面の配信や、そういった配信へのコメントなどは避けるべきです。
SNSにプレイ画面のスクリーンショットなどを投稿するのも、同じ理由で控えましょう。
日本国民から日本国民へのオンカジ勧誘は御法度なのだ!
略式起訴に踏み切ったもう一つの理由
以下は、今回の事件の記事を引用したものです。
千葉県警によると、男性はカジノのプレー動画を配信し、カジノサイトの運営側から報酬を受け取っていた。配信の収益を含め約3千万円を得ていたという。
出典:https://www.sankei.com/article/20230926-NEFVR2TK5VMFHJTFWE5UXKMSQY/
今回略式起訴された男性は、オンラインカジノのプレイ動画を配信する見返りとして
オンラインカジノの運営側から多額の報酬を受け取っていました。
こうした多額の金銭取引も、略式起訴に踏み切られた理由の一つではないか、という見解もありました。
報酬をもらえる案件を運営側から提示された場合でも、起訴されたくないなら断るのが無難です。
お金に目が眩んで警察のお世話になったら元も子もないのだ…
過去に起きた別の事案はこちら。
オンラインカジノは一人で楽しむのがマナーなのだ!