決済代行サービスに広がる闇
2023年11月16日に、約4万人が登録している決済代行サービス「スモウペイ」の運営責任者が再逮捕されました。
決済代行業者が逮捕される初の事案として界隈も騒然としたこの事件ですが
今回、容疑者の再逮捕が決まったため、改めて記事を公開します。
以下は記事の引用です。
海外事業者が運営するオンラインカジノの決済代行サービス運営責任者らが常習賭博罪で起訴された事件で、警視庁保安課などは、利用者に名義を装った口座に金を振り込ませたとして、組織犯罪処罰法違反(犯罪収益等隠匿)の疑いで、運営責任者の前田由顕(よしあき)被告(42)=常習賭博罪で起訴=を再逮捕した。 前田容疑者が運営する決済代行サービス「スモウペイ」には国内で約4万2千人が登録し、少なくとも賭け金計約200億円を代行していたとみられる。同課はカジノサイト側から手数料約21億5千万円を得ていたとみて調べている。
出典:https://news.yahoo.co.jp/articles/8a1005f495de114cacd7769ae27d2586a8ce2513
「スモウペイ」は、利用者が入金したお金を海外のカジノサイトで賭け金として使うポイントに変換したり出金したりできる決済代行サービスです。
今回の事件では「スモウペイ」に第三者名義の口座に入金させることで
お金の流れを分かりにくくし発覚を免れる狙いがあったとみられています。
なぜ逮捕されるに至ったのか?
容疑は令和4年2月~6月、35回にわたり、オンラインカジノ利用者12人がスモウペイに入金申請した際、自身の管理する口座に賭け金計約300万円を振り込ませ、犯罪収益を得るのを隠したとしている
出典:https://news.yahoo.co.jp/articles/8a1005f495de114cacd7769ae27d2586a8ce2513
「スモウペイ」の運営責任者がなぜ逮捕されたのか。
考えられる可能性としては、やはり多額の収益の隠匿と無資格での金銭取引の説が有力です。
国内運営の決済代行会社が、客から受け取ったお金(円)をドルに換金するためには
「資金移動業」という資格が必要です。
今回再逮捕された容疑者は、資金移動業の資格を持たずに多額の金銭取引を複数回に渡って行っていたため、逮捕されるに至ったという説が可能性として最も高いと思われます。
オンラインカジノユーザーは逮捕されるのか
先に記した通り、今回逮捕されたのは決済代行業者であり
純粋なオンラインカジノユーザーは逮捕されていないという部分が重要です。
現在の日本にはオンラインカジノ自体を裁く法律が存在しておらず
日本の賭博に関する法律は胴元である運営側を裁くためにあるため
インターネットを介してオンラインカジノをプレイするユーザーに違法性はないと言えます。
海外で運営されているオンラインカジノで遊ぶだけならグレーという認識を持ちましょう。
しかしながら、オンラインカジノで遊んでいるところを動画で配信したり、スクリーンショットを載せるなど、危険な行為は控えるようにしましょう。
オンカジに限らず怪しい業者には気をつけるのだ~…